ごあいさつ

  第22回肝細胞研究会会長
鳥取大学大学院医学系研究科遺伝子医療学部門
汐田 剛史

 第22回肝細胞研究会の会長を務めさせていただきます。2015年6月4日〜5日に米子コンベンションセンター(鳥取県米子市)で開催します。

 今回のテーマは、「肝臓学を切り拓く」としました。これは、基礎と臨床の研究者が集い、活発な議論の中から、新たな肝臓学が生まれるようなエキサイティングな会にしていただきたいという思いで決めました。

 特別講演1は慶応大学の末松誠先生に、特別講演2は東京工大の粂昭苑先生にお願いしました。シンポジウム1は、「肝再生のupdate」とし、司会を札幌医大の三高俊広先生、東京大学の富谷智明先生にお願いしています。シンポジウム2は、「NASHのバイオロジー」で、司会を筑波大学の島野仁先生と九州医療センターの中牟田誠先生にお願いしています。ランチョンセミナーは、広島大学の茶山一彰先生、東京大学の小池和彦先生にお願いしています。

 今回の研究会は、三つのレビューセッションを設け、それぞれ4名の演者にレビューしていただきます。これは、この分野の研究に入ったばかりの方にも、肝臓学の面白さを知っていただきたいという希望と期待を込めて企画しました。レビュー1は、「肝線維化研究のカッティングエッジ」で、司会を東海大学の稲垣豊先生と大阪市大の河田則文先生にお願いしています。レビュー2は、「肝組織構築のトピックス」で、司会を大阪大学の大橋一夫先生、慶応大学の須藤亮先生にお願いしました。レビュー3は、「肝臓領域のケミカルバイオロジー」で、司会を理研の小嶋聡一先生と東京医科歯科大学の影近弘之先生にお願いしています。

 さわやかな初夏の季節に、会員の皆様が心より楽しんでいただけるような会を目指しております。多数の方々のご参加をよろしくお願い申し上げます。